ドラマ『泣くな研修医』白濱亜嵐インタビュー「きょうがダメなら、あした頑張ればいい」

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ドラマ『泣くな研修医』（テレビ朝日系）が2021年4月24日からスタートします！

 

原作は、外科医で小説家の中山祐次郎さんのベストセラー小説『泣くな研修医』。先輩医師や上司から怒られてばかりの研修医・雨野隆治が、一人前の医師になるべく奮闘するリアルな姿を描いた「研修医の成長物語」です。

 

悩める研修医・雨野を演じる白濱亜嵐さんに、ドラマの見どころを教えてもらいました！

 

 

撮影を重ねるごとに成長していく姿を見てほしい

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―研修医・雨野はどんな役ですか？

 

雨野は、「人を救いたいから医者になる」というまっすぐな意思を持ったキャラクターです。

 

茶目っ気があって、同期からちょっといじられる感じが、僕と似ているかも。

ふだん活動しているグループの中でも、そういうところがあるんで（笑）。

 

それと、雨野は同期には大口を叩く性格なんですが、僕も昔、そういうところが少しあったかな。

中学生のとき、周りに「EXILEになりたい！」って言ってたし。

 

大口を叩くのって、自分が弱いから無理して言っている部分もあると思うんですよね。

だから、雨野のそういうところは人間味があっていいなって思います。

 

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―白濱さんにとって初めての医療ドラマですよね。役作りのために、どんなことをされましたか？

 

研修医の生活を知りたいと思って、いろんな本を読んだり、研修医の方のブログを読んだりしました。

 

あと、YouTubeを結構見ましたね。手術のシーンとか。

初めてちゃんと人の体の中を見ましたが、すごく不思議で神秘的でした。

 

ただ、勉強するようにはしていますが、雨野は「できる研修医」ではないので、あまり知りすぎないように気をつけて、撮影を重ねるごとに慣れるようにしています。

 

成長していく雨野の姿を見てもらいたいです。

 

 

ライバルを意識して焦っちゃう…そんなときは？

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―同期の仲間たちとのかかわりも結構あるんですよね。

 

雨野にとって、同期は仲間であり、いい意味でのライバルでもあります。

いろいろなキャラクターがいる同期たちの中で、雨野がどう頑張っていくかは見どころだと思います。

 

研修医の同期・川村蒼役の野村周平さんとはプライベートでも交流があるんですよ。だから、やりやすくて、掛け合いもテンポよくできているので、おもしろくなっているんじゃないかなと思います。

 

研修医の苦悩や葛藤を描くドラマですが、シリアスすぎず、ポップなシーンや笑えるシーンもあるので、楽しんでもらえたら。

 

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－新人時代、同期との“差”に焦るとよく聞きます。白濱さん自身が悩んだときの対処法を教えてください。

 

僕自身は、ライバルを意識して落ち込むことは、あんまりないかも…。

同世代で音楽や俳優で活躍している人を見ると、「僕も頑張らなきゃ」って思うことはありますが。

 

焦らなきゃいけないときもあるとは思いますが、自分のペースをしっかりつかんで、自分に合った歩幅を考えたらいいんじゃないかな。

 

「無理しない」が、僕の人生のテーマなんですよ。

きょうがダメなら、あした頑張る、っていう感じで。

 

うまくいかないときは諦めることも大事。

怒られても何も考えない、そんな日があってもいいと思うんです。
 

 

120％褒められて伸びるタイプ（笑）

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－命を預かる職業だからこそ、先輩医師からの厳しい指導がありますね。

 

雨野は、先輩医師・佐藤玲先生に、ののしられながら頑張っています。

佐藤先生以上に怖い人はいないんじゃないかと思うくらい、怖いです（笑）。

 

佐藤先生役の木南晴夏さんは、ふだんはすっごい優しい方なんですけどね。

 

－白濱さん自身は、厳しくされるのと褒められるのと、どちらの方が伸びるタイプですか？

 

僕自身は、120％褒められて伸びるタイプです（笑）。

 

－タイトルどおり、雨野はよく泣きますね。

 

泣きますねー。

雨野の泣き芝居には、ぜひ注目してほしいです。

 

ちなみに、僕自身も割と涙もろいほうです、感動屋なので。

 

このあいだも、『GENERATIONS高校TV』という番組で、高校生が吹奏楽でジェネの曲をやってくれたときに泣きました。人が頑張っている姿を見ると、感動して泣いちゃいます。

 

 

ドラマを見て、少しでも元気になってもらえたら

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－このドラマを通して、医療者に対する見方は変わりましたか？

 

医療者のみなさんのすごさを、さらに感じるようになりました。

 

いま、新型コロナの流行で、限られた病床数やマンパワーの中で、いろんなジレンマを感じておられるだろうな、と。

研修医1年目でそんな状況におかれたみなさんは、初めてのことを経験するだけでも大変だと思うので、混乱されたでしょうね。

 

医療に携わっている方々の日ごろの努力や苦労がないと、いま、僕たちは暮らせていない、そう改めて思っています。

 

－看護師さんたちにメッセージをお願いします。

 

『泣くな研修医』は、研修医の葛藤が描かれていますが、看護師のみなさんにも共感してもらえるところがたくさんあると思います。

 

新人のみなさんは、いま、この状況の中で、まだまだ伸びなきゃいけない時期を過ごすのは大変だと思いますが、この先に何かあったときに乗り越えていける強い力にもなると思います。

 

頑張る雨野を見て、一緒に頑張っている気持ちで見てほしいです。

 

こんな時期なので、いろんなことに不安を感じている人に、ドラマを見て少しでも元気になってもらえたら。

 

文・編集/看護roo!編集部 坂本朝子（@st_kangoroo）