舌の中央あるいはやや奥に入れて飲ませるのはなぜ?|経口与薬

 

『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。

 

今回は薬の服用に関するQ&Aです。

 

大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授

 

舌の中央あるいはやや奥に入れて飲ませるのはなぜ?

散剤を服用させる時には、患者に大きく口を開けてもらい、舌の中央部またはやや奥のほうに薬を乗せます。舌の中央部は味蕾(みらい)がないので、味をほとんど感じないためです。

 

散剤の量が多いと、むせる原因にもなりますので、多いと判断される場合は分割して飲ませるようにしましょう。

 

 


本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。

 

[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版

SNSシェア

看護ケアトップへ