注射痛が起きるのはなぜ?|注射
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『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は注射痛に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
注射痛が起きるのはなぜ?
注射痛というのは、針が皮膚に刺入する時に痛点を刺激する痛み、筋が緊張することによる痛みなどのことです。
皮膚1平方cmには約200個の痛点が分布しており、よく用いられる22ゲージの針で刺入すると、必ずといってよいほど1個以上の痛点を刺激してしまいます。針のゲージが小さくなるほど(太くなるほど)、刺激する痛点の数は増えていき、強い痛みとして感じられるようになります。
また、筋が緊張することによって生じる痛みを軽減するためには、筋を弛緩させるのに効果的な姿勢を取らせたり、あらかじめ温罨法を施すようにします。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版