人工呼吸器の機種別モード一覧
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『人工呼吸ケアのすべてがわかる本』(照林社)より転載、Web掲載にあたり一部改変。
内容は書籍刊行当時のもの。
今回は「人工呼吸器の機種別モード」について説明します。
石井宣大
東京慈恵会医科大学葛飾医療センター臨床工学部技士長
人工呼吸器の機種別モード
人工呼吸器の換気モードとは、人工呼吸器からどのような方式でガスを送気するかを規定するものである(『人工呼吸器のモードってなに?』)。各社で独自の名称や換気様式があることから、いろいろな換気モードの名称が存在し、難解となっている。機種によってモード名が異なることによって覚える混乱を少しでも整理できるよう、対照表を表1に示す。
対照表で取り上げる人工呼吸器は、エビタXL(Drager社)、サーボi(Maquet社)、840 (Covidien社)、e360(Covidien社)、VELA(CareFusion社)、ハミルトンG5(Hamilton社)とした。
また、換気モードには、主に使用するモードとして、A/C、SIMV、PS、CPAP、APRV/BILEVELを挙げ、強制換気方式を VCV、PCV、換気量補償圧制御換気、その他として、チューブ補償、Closed loopを挙げた。
各社の換気モードの詳細仕様は異なるが、本連載の解説に対して理解を深めるために分類したものであり、ご了承いただきたい。
本記事は株式会社照林社の提供により掲載しています。
[出典] 『新・人工呼吸ケアのすべてがわかる本』 (編集)道又元裕/2016年1月刊行/ 照林社