呼吸数、深さ、リズムを観察するのはなぜ?|呼吸測定
【大好評】看護roo!オンラインセミナー
『看護技術のなぜ?ガイドブック』より転載。
今回は「呼吸測定の観察ポイント」に関するQ&Aです。
大川美千代
群馬県立県民健康科学大学看護学部准教授
呼吸数、深さ、リズムを観察するのはなぜ?
健康成人が安静にしている状態では、呼吸数も、呼吸の深さや呼吸のリズムもほぼ規則正しく刻まれます。
しかし、運動後、あるいは発熱時や種々の疾患時には、呼吸数、深さ、リズムなどに変化が生じます。こうした変化を観察することにより、患者の状態をある程度把握することができます。
呼吸数と深さは、正常、頻呼吸、徐呼吸、過呼吸、減呼吸、多呼吸、少呼吸、浅(速)呼吸の8つのタイプに分けられています。
また、チェーン・ストークス呼吸、ビオー呼吸、あえぎ呼吸などは周期性の呼吸で、いずれも生命の危機を知らせるものです。
本記事は株式会社サイオ出版の提供により掲載しています。
[出典] 『看護技術のなぜ?ガイドブック』 (監修)大川美千代/2016年3月刊行/ サイオ出版