2019/08/28 のクイズ
- 1. 「先行期」では、患者さんの生活リズムを整え、食事の前にしっかりと覚醒を促すように援助を行った。
- 2. 利き手側に麻痺がある患者さんが、麻痺のない側でスプーンを使う際に、小刻みな震えが見られ、食物を口へ上手く運ぶことができないため、先行期に問題があると判断した。
- 3. 義歯の安定性が悪く、上の義歯が下に落ちてきて、食物の咀嚼がうまくいかない様子。そのため「準備期に問題がある。義歯の安定剤が必要」と考えた。
- 4. 嚥下造影検査を実施し「準備期に問題がある」と結果が出ている患者さんに「柄の太い握りやすいスプーン」を患者さんの自助具として準備した。
挑戦者5020人 正解率37%
- 1. 「先行期」では、患者さんの生活リズムを整え、食事の前にしっかりと覚醒を促すように援助を行った。
-
不正解
先行期は、食物を認識し、口に運ぶまでの過程です。覚醒が不十分であると、食物を認識できず誤嚥しやすくなります。よって、食事時間に傾眠傾向とならないよう、覚醒を促すことは必要であり、このケアは正しいです。
- 2. 利き手側に麻痺がある患者さんが、麻痺のない側でスプーンを使う際に、小刻みな震えが見られ、食物を口へ上手く運ぶことができないため、先行期に問題があると判断した。
-
不正解
食事道具が上手く使えない、使い方が分からないといった理由で、口に食物を運ぶことができない場合も先行期の問題となり、この判断は正しいです。
- 3. 義歯の安定性が悪く、上の義歯が下に落ちてきて、食物の咀嚼がうまくいかない様子。そのため「準備期に問題がある。義歯の安定剤が必要」と考えた。
-
不正解
準備期とは、食物を口腔に取り込み、咀嚼して食塊を形成し、飲み込む準備を行うまでの過程です。この患者さんは、義歯が不安定なため咀嚼が上手くできない状況にあり、「準備期に問題がある」と正しく患者さんの状態が理解できているためこの選択肢は正しいです。
- 4. 嚥下造影検査を実施し「準備期に問題がある」と結果が出ている患者さんに「柄の太い握りやすいスプーン」を患者さんの自助具として準備した。
-
正解
準備期とは、選択肢3の解説の通りです。スプーンが使いにくいなどで生じるのは、食物を認識し、口に運ぶまでの過程である先行期の問題であり、準備期の問題に合った対応ではないため不正解です。よってこの選択肢が正解です。
引用参考文献など
1)仁和子ほか編.根拠と事故防止からみた基礎・臨床看護技術.第2版.医学書院.2017,p844.
2)日本病態栄養学会編.認定NSTガイドブック2017.改訂第5版.南江堂,2017,p318.
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