状況設定問題(173問) 精神疾患・障害 の特徴と看護

第107回 午前106問

次の文を読み問題1に答えよ。
Aさん(50歳、男性)は、23歳で統合失調症を発症し、精神科病院へ5回入院したことがある。1年前に、被害妄想が原因で隣人に暴力を振るい措置入院となった。入院後2か月で自傷他害の恐れは消失し、医療保護入院へ切り替えられたが、幻覚や妄想があり家族へ1日に何回も電話をかけていた。その後は家族へ電話をかける回数が減り、病棟での生活も安定してきた。幻聴は続いているが、自分の身の回りのことは自分で行えるようになった。作業療法も継続して参加できていることから、退院を検討することになった。

問題1
Aさんの退院について、両親は「退院は反対。入院前のように隣人とトラブルになるのではないかと不安です。私達も高齢になってきたので負担が大きいです」と話した。

このときの両親への看護師の対応で適切なのはどれか。
  • 1. 退院後に活用できる社会資源について情報提供する。
  • 2. Aさんの主治医に入院の継続を依頼するよう勧める。
  • 3. Aさんの現在の病状を隣人に説明するよう勧める。
  • 4. 退院の承諾は家族の義務であることを伝える。
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