子どもの成長・発達（59問）　子どもの成長・発達のアセスメント

第105回午前76問

3か月の乳児の親に対する問診で適切でないのはどれか。

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解答・解説

1.　「寝返りをしますか」: 寝返り（仰臥位から腹臥位に姿勢を変えること）をするのは生後5～6か月ころである。そのため、生後3か月児についての問診で「寝返りをしますか」は適切ではない。よってこれが正答となる。
2.　「あやすとよく笑いますか」: あやすと笑うようになるのは、生後2～3か月ころであるため、生後3か月児の問診に適切である。
3.　「物を見て上下左右に目で追いますか」: 「物を見て上下左右に目で追う」ことは追視である。正中線までの追視は、生後1か月ころからみられ、生後3か月で正中線を越えた追視、生後4か月で180度の追視ができるようになる。よって生後3か月児の問診に適切である。
4.　「アーアー、ウーウーなど声を出しますか」: 「アーアー、ウーウーなど声を出す」ことは、喃語の一種であるクーイングである。喃語は生後2～3か月ころからみられるようになるため、3か月児の問診に適切である。
5.　「腹ばいにすると腕で体を支えて頭を持ち上げますか」: 生後2か月の終わりころから、仰臥位で頭の向きをコントロールし、腹臥位にすると腕を突っ張って、頭を少し持ち上げるようになるため、3か月児の問診に適切である。