状況設定問題(144問) 療養の場に応じた地域・在宅看護

第103回 午前116問

次の文を読み問題2に答えよ。
Aさん(58歳、男性)は、3年前に直腸癌と診断され、手術を受けてストーマを造設した。その後Aさんは直腸癌を再発し、治療を行ったが効果がなく、腹部の癌性疼痛を訴えたため、疼痛をコントロールする目的で入院していた。Aさんは「自宅で療養したい。痛みは取り除いてほしいが、延命治療は望まない」と在宅療養を希望した。現在、Aさんはオキシコドン塩酸塩を1日2回内服し、食事は食べたいものを少量ずつ食べているが、摂取量が減少している。Aさんの家族は56歳の妻と他県で仕事をしている長女である。

問題2
退院後、Aさんは痛みが強くなってきた。医師はオキシコドン塩酸塩を増量したが、Aさんは眠気が強くなり「薬を飲みたくない」と訴えた。そのため、フェンタニル貼付剤に切り替え、レスキューとしてモルヒネ塩酸塩が処方された。

訪問看護師によるAさんの家族への指導で適切なのはどれか。
  • 1. 保管用の金庫を準備する。
  • 2. フェンタニル貼付剤は痛みのある部位に貼る。
  • 3. フェンタニル貼付剤は痛みが出始めたら交換する。
  • 4. 残ったオキシコドン塩酸塩は医療機関に返却する。
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