状況設定問題(144問) 症状・疾患・治療に応じた地域・在宅看護

第113回 午後117問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(14歳、男子、特別支援学校の中学生)はDuchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィーで両親、弟(7歳)と2階建ての家に4人で暮らしている。呼吸障害が進行したため非侵襲的陽圧換気療法を導入する目的で入院した。Aさんの呼吸状態は安定し、両親に対するバッグバルブマスクによる用手換気の指導が終了したため、自宅に退院し訪問看護を毎日利用して療養生活を続けることになった。両親は「日常の呼吸管理について退院後に対応できるか心配です」と病棟の看護師に話した。

問題3
退院後6か月。Aさんは人工呼吸器を装着して特別支援学校に通学することにも慣れてきた。Aさんの母親から「弟がインフルエンザと診断された。弟は2階の子ども部屋、Aは1階のリビングで過ごしている。家族全員がインフルエンザの予防接種を受けた。Aにインフルエンザがうつらないか心配」と訪問看護師に連絡があった。

訪問看護師の対応で適切なのはどれか。
  • 1. Aさんが特別支援学校を2週間休むことを勧める。
  • 2. Aさんが感染予防の目的で入院することを医師に相談する。
  • 3. Aさんは予防接種を受けているのでうつらないと説明する。
  • 4. ケアを父母で分担し、弟の担当は弟以外と接触しないことを提案する。
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