状況設定問題(144問) 症状・疾患・治療に応じた地域・在宅看護

第112回 午前117問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aちゃん(6歳、男児)は父親(50歳、会社員)、母親(48歳)、姉(11歳)と4人で暮らしている。Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィーで身体障害者手帳(肢体不自由1級)が交付されている。喀痰吸引、胃瘻による経管栄養が必要で、訪問看護を週に2回利用している。まばたきの回数で「はい」と「いいえ」の意思表示はできるが、視線や上肢の動きには誤動作もあり、構音障害もあるため家族以外では意思の判断が難しい。また、手指での細かい操作はできない。Aちゃんは次年度から姉と同じ小学校の特別支援学級に通い、通常の学級の児童と交流の予定がある。

問題3
Aちゃんは入学して1度も入院することなく2年生になった。Aちゃんの母親はケアに必要な物品を学校の看護師に渡す際に「Aは学校に通うようになり、お友達が増えて本当によかったと思います。それに比べて私は仕事をしていないし、Aに友達ができた喜びや日々の苦労を理解してもらえる友達がいません。Aの同級生の親には年齢が近くて話しやすい人がいません」と話した。

Aちゃんの母親への提案で最も適切なのはどれか。
  • 1. 「学校の行事に参加してみませんか」
  • 2. 「短時間でも仕事を始めてはいかがですか」
  • 3. 「お姉ちゃんのお友達の親に話しかけてみませんか」
  • 4. 「障害のある子どもを持つ家族の会に参加してみませんか」
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