状況設定問題(173問) 精神疾患・障害 の特徴と看護

第110回 午前114問

次の文を読み問題3に答えよ。
Aさん(19歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉と診断された。

問題3
Aさんは予約した受診日を忘れてしまい、受診できないことが度々あった。Aさんは、これまで忘れないための工夫を何もしてこなかったと外来看護師に話した。

Aさんへの対応で最も適切なのはどれか。
  • 1. 「ご家族に予定を管理してもらいましょう」
  • 2. 「忘れてしまった理由を考えてみましょう」
  • 3. 「予定を忘れたことで生じる不利益を整理してみましょう」
  • 4. 「今予約した次回の受診日をこの場で予定表に書き込みましょう」
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