状況設定問題(186問) 高齢者に特有な症候・疾患・障害と看護

第110回 午前100問

次の文を読み問題1に答えよ。
Aさん(77歳、男性)は、妻(79歳)と2人暮らし。5年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断された。現在のMMSE〈Mini-mental State Examination〉は18点。家では、食事は準備すれば自分で摂取できる。排泄は尿意や便意ともにあり、トイレで排泄できる。入浴は妻の介助でシャワー浴を行っているが、機嫌が悪いと「うるさい」と怒鳴り、介助を拒否する。Aさんはにぎやかな場所が苦手であり、また、時々1人で外に出て行ってしまい家に帰れなくなることがある。

最近、Aさんが妻の介助を激しく拒否し大声で怒鳴ることが多くなってきたため、妻は介護支援専門員に相談した。相談の結果、妻の介護負担を軽減する目的で、Aさんは通所介護を利用することになった。

問題1
通所の初日、Aさんは、初めての場所に戸惑った様子で、施設内を歩き回っている様子がみられた。妻は「夫がデイサービスに慣れるか心配です」と言って、Aさんの様子をみている。

妻への看護師の声かけで最も適切なのはどれか。
  • 1. 「Aさんが好きなことをして過ごせるようにします」
  • 2. 「入口のドアに鍵をかけてあるので大丈夫です」
  • 3. 「毎回、Aさんに付き添ってください」
  • 4. 「Aさんには1人で居てもらいます」
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人体の構造と機能

疾病の成り立ちと回復の促進

健康支援と社会保障制度

基礎看護学

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地域・在宅看護論(在宅看護論)

看護の統合と実践

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