楽しみだった小児科実習、2歳の患者さんに激しく拒否されて…|ナースのみんなに聞いてほしい話(13)

小児科実習を楽しみにしてたけど…

小児科実習が始まり、もともと小児科希望である私は事前学習もたくさん行いました。担当の患者さんは2歳の女の子のなっちゃん。初日に挨拶しましたが、「イヤ!!」と拒否されてしまいました。

何を試しても嫌がられてしまい、(嫌なことをする人のひとりになってる…!)と悲しくなりました。アセスメントは母親からの情報だけでなっちゃんとはお話しできないまま誤ってばかりの毎日に(好きな実習のはずなのにつらいな…)と思いました。それでも自分ができることを一生懸命やっていると、だんだんなっちゃんの方から歩み寄ってくれました。

退院の日には「かんごしさんとママ!いっしょにかえる!」と握手してくれました。患児とのかかわりの難しさと喜びを学び絶対良い看護師になろうと思いました。

このお話は、「ヒズミ」さんの投稿をもとに作成しています。

※この作品はフィクションです。実際のエピソードもとに、個人が特定されないよう一部を脚色しています。

 

 

【著者プロフィール】

かげ@877_727

看護師、イラストレーター。医療の勉強に役立つイラストや情報をTwitterなどで発信。著作に『かげさんの実習おたすけノート』『ホントは看護が苦手だったかげさんの イラスト看護帖』。

 

 

 

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