頼りにならない夫。他の誰かなら…?|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(93)

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かず君に喘息の発作が!しかし夫はまるで他人事のようで…。

もも子が家に戻ると、夫に「かずの息が変なんだけどー」と報告を受けました。かず君はゼーゼーと苦しそうに息をしていました。もも子聴診器で看ると、恐らく喘息だということがわかりました。

病院に連れていくと申し出ると、夫は「助かる、さすがナース!」と喜び、「じゃあ俺…送って行った方がいい?よね?」と歯切れの悪い返事。もも子は『私一人で行かせるつもりだったの?』と呆れてました。

呆れつつ、確認すると、「いやー小説の締切が来週なんだよ…。今回こそ何とか入賞にくい込みそうなんだ。」と言うのでした。もも子は子どもより小説をとるような発言の夫に心底驚きました。もも子は『喘息ってね…喘息ってね…よくあるけど本当はすごく辛いんだよ!こんなに小さいのに耐えなきゃならないのに何だ小説って!!」と思いました。

夫に物申したいもも子でしたが、かずくんの体調を優先するため、グッとこらえて病院へ急ぎました。病院に入るとそこには草壁先生の姿が。何で当番医が草壁先生!?ともも子は驚きました。

理由を聞くと、本来の当直医と急きょ代わったからでした。お昼に軽い言い合いのようなこともしてしまったため、2人の間には気まづい空気が流れました。もも子は、話をかえるようにかずくんの症状を先生に伝え始めました。

もも子の息子を初めてみた草壁先生は、『ちゃんと見るの初めてだけど、かわいいこだなー』と思いながら、かずくんに声をかけました。そして、『なんか…もも子さんともし一緒になれたら…この子の父親になるのか…』とドキドキするのでした。

しかし、『…とか一瞬でも思うのは不謹慎ですよね…』と自分を戒めると、切り替えて喘息の診察に集中しました。無事、診察は終わり、部屋を出るもも子は、『草壁先生の優しいオーラさすがだな…』と癒やされたことを感じました。でも、その一方で『モジャ先生ならどうなんだろうって考えちゃう私は…不実な女…』とモジャ先生のことを気にしてしまうのでした。

その頃モジャ先生はというと、くるみが自分にコンタクトを取ってきた理由を問いただしているところでした。黙秘を続けるくるみに「答える気がないなら、草壁にこのこと言う…」と言うと、くるみは観念したように「実は…ある女性があなたに気があって、仲を取りもってほしいと…」と打ち明けるのでした。

モジャ先生は、少し考えて「誰?」と聞きました。「それは…」と口をひらくくるみなのでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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ブランク16年の私が看護師に復帰した話

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モンスター患者~みんなが困り果てた金田さんのこと~

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