思わせぶりはやめて!イケメンドクターに喝|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(91)

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モジャ先生を呼び出したくるみちゃん。さっそく色仕掛け!?

くるみが食事に誘ったのは、なんとモジャ先生でした。

以前話せなかったことを謝り、「本当は先生と喋りたかったんです~。だから先生に今回連絡とらせてもらってー。」というと早速2人は乾杯してお酒を飲み始めました。乾杯のとき、くるみはわざと大きく開いた胸元を強調させてみせました。

じっと胸元をみるモジャ先生を見て、『あー、やっぱ男はみんな一緒だわ。おっぱいと顔にはかなわないのね。もも子さんこんな男のどこがいいんだろう…。』と冷めた目で見つめました。

その頃もも子は、草壁先生が好きなのは自分だと言われたことが原因で、仕事に集中できず叱られたり失敗したりと仕事は散々でした。帰り際のもも子を呼び止めたのは、その元凶である草壁先生でした。「ななな何ですか?」と振り絞っていうと、「松本さんを知りませんか?」と聞かれました。

震えながら、松本さんは早退したことを伝えると、「早退?そうなんですね。あの、もも子さん、今怒ってます?」と固い顔をして様子がおかしいもも子に草壁先生はそう聞きました。もも子は、「怒ってる?そうですよ私は怒ってます。先生にです。先生に怒ってます私。」と言いました。

理由がわからない草壁先生。するともも子は「先生は…人の気持ちを振り回しすぎてませんか?思わせぶりな態度とったり、振り回してま~す~よ~。」と先生を責めました。

「そんなつもりはないです。いつも正直にいってます。」と真剣な顔の草壁先生を指差し、「松本っちゃんに対してだってそうですよ!思わせぶりな態度とってマゾわせてます。」と言いましたが、「惑わせる」というところをかんでしまいました。

大事なところで噛んでしまったもも子のせいで、しーんと静まってしまいました。もも子は切り替えるように「とととにかく~、しばらく松本っちゃんのことは放っておいてほしいんです。」と告げました。承諾した草壁先生でしたが、「思わせぶりなことはしていません。いつも素直に思っていることを言っている。」という点だけはきっぱり言いました。

先生を見ていると急に『先生が好きなのはあんたよ、もも子』と言われたことを思い出し、恥ずかしくなるもも子。驚く先生はちょっとそのやりとりが楽しいようでした。

 

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【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

 

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