戦いが始まる|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(26)

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浜田師長&尾田さんの態度が急変し、訝しむもも子。尾田さんは「話がある」と呼び止めてきて…

帰り際、尾田さんに呼び止められたもも子。尾田さんの態度がいつもと違うことに動揺が隠せません。尾田さんは、「師長から過去のこと聞いたと思うけど…もし…他の師長にそそのかされて告発みたいなこと考えてたら、それは中止すべきよ。」と告発をすることを知っているかのように言い出しました。

もも子は、尾田さんからの予想もしなかった訴えに、驚いてなにも言えませんでした。尾田さんは、もも子の手を取り、「師長から仕事を奪わないであげて。」とお願いしました。もも子は、その手をパッと話して、「そんなことしないわ…。」と言い繕うと、尾田さんは、「本当!?絶対よ!よかったー。」と安心したように笑っています。その姿をみて、『もう下らなすぎてこの人達とか関わっていること自体がもったいない気がしてきた…』と思うもも子。

機嫌よく尾田さんが離れて言ったのを横目で確認すると、『青木師長どこー!』と急いで探しました。青木師長に告発する決心を伝えたもも子に、「よし、その気になってくれたのね…。ありがとう!これで動けるわ!」と師長は言いました。

さらに「やっぱ告発してくれる人がいないとすっとぼけられておしまいなのよね。以前からちょくちょく私も警告してるけど駄目なの…というかあの人、看護部長のお気に入りだから…。」という師長の言葉を聞いて、もも子は「うわ…本当ですか!?」ととても驚き、そしてゾッとしました。

青木師長は、「この日のために、ハラスメント委員会を立ちあげて、委員長に任命されてるの。第一号になるわね!さぁまず調書を書かなくちゃ!」ともも子に書類を手渡し、続けて、「敵はあの手この手で妨害してくると思うけど、負けないようにね…。あの人にとってここは居場所だから、必死に守ってくると思うの。」と言いました。もも子は、「えっ!青木師長も浜田師長の気の毒な話も知っているんですか?」と驚いて質問します。

 

もも子の質問に、「えぇ、もちろん。でも気にしないわ。ソレ多分全部嘘だから。」と意味ありげに微笑みながら言う青木師長の言葉に、驚愕するもも子なのでした。

 


【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

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