産後初めての子連れ職場訪問!!|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(6)

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産休中のもも子、初めて子どもを連れて勤めていた病院へ…

第六話「産後初めての子連れ職場訪問!!」出産後初めて病院にご挨拶に伺うことに。午後の診療が終わった頃を見計らって、訪ねました。

 

「久しぶり~」と笑顔で迎えてくれる同僚に、みんな優しくて温かくて明るくて…とじわっと涙がにじみます。

 

いい職場だ。と再確認していたら、師長から「もも子さん、ちょっと話があるの。いいかしら?」と呼ばれ、なんだろうと思いながらついていくと…

 

「育休繰り上げて働かない?」とにっこりした笑顔で聞かれました。いきなりの言葉にびっくりしていると、師長が理由を説明し始めました。

 

「実は先月、丸山さん(ベテラン)が辞めちゃって、来月からは向井さんも辞めちゃうの。それでよかったら、検討してみてくれないかしら」もも子は、「無理ですよー母乳だし」と断りますが、師長は大丈夫よ!院内の保育園があるでしょ!ともも子を見学に連れ出します。

 

「見学予約しておいたの」とつれられた保育園では「保育師の森です。こちらがかずと君ですね」と出迎えられました。「おっぱい飲ませに、ママは2時間おきに来ていいんですよ!」「搾乳してきてもいいしね」と師長も口ぞえします。見渡した先のロッカーに「かずとくん予約」の文字を見つけたもも子。

 

「師長から言われて、とってありますよー」と言われ、ぬかりのなさにア然とします。外来師長はやり手で有名、ドクターや看護部長にも一目置かれる人だった。と思い出すのでした。「そう考えると、わざわざ私を呼び出したのも全て策略…」と考えていたら「誤解しないでほしいんだけど、会いたかったのは本当よ!このために呼んだわけじゃないの。来て楽しかったでしょ?この時期子育てがちょっと落ち着いて暇になるのよねー」という師長。

 

「まぁそうですけど…」と返事するもも子。「こちらは受け入れの準備できてるわよって伝えたかったのよ」そう師長に言われて、心が揺れます。「でも今は子育てに専念すべきよね。確かに最近暇だ暇だって言ってるけど、働くとなると状況が違ってくるし、うちは頼れる親も遠方なんだから…」と考えます。

 

「やっぱりまだ戻るのは…」と言いかけると「もも子さんみたいな優秀なナースがいなくて困ってるのよ」と追い討ちをかけてくる師長。優秀なナースの言葉に心をくすぐられ「いったん持ち帰って考えて見ます」と返事してしまいました。やり手の師長にしてやられた感ありまくり~。どうするもも子!?

 

 

 


【著者プロフィール】

広田奈都美(ひろた・なつみ) HP

漫画家・看護師。某地方総合病院にて勤務後、漫画家としてデビュー。著書は「僕達のアンナ」(集英社)、「お兄ちゃんがコンプレックス」、「ママの味・芝田里枝の魔法のおかわりレシピ」(秋田書店)他。

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