病室での携帯電話やスマホ利用容認へ~新指針発表|ナース知っ得ニュース

【週刊】ナース知っ得ニュース 2014/7/9号

 

これまで原則として禁じられていた医療機関での携帯電話やスマートフォン利用が、一部緩和されることになりました

総務省や携帯電話会社などでつくられている「電波環境協議会」によって発表された新指針を基に、各医療機関は独自の使用ルールを作成することになります。

 

病室での携帯電話やメールOK-総務省など一部緩和の新指針、診察室は禁止(CBニュース)

 

病室での携帯電話やスマホ利用容認へ~新指針発表|ナース知っ得ニュース|看護師専用Webマガジン【ステキナース研究所】

 

病室では利用容認、診察室では通話禁止

今回の緩和の背景には、最近の携帯電話の電磁波が弱まっていることや、医療の高度化によるスマートフォン利用が不可欠になっていくことが予想される状況があります。

 

まず利用者には、病室でのインターネット利用・メールなどが容認されます。通話についても、同室の患者さんなど、周囲への配慮を行うのを条件に認められます。

 

一方診察室では、電源を切る必要はないにせよ、通話はしてはならないこと、携帯電話を医療機器から1メートル程度離さなくてはならないこと、メールやネットの使用を控えるなどの配慮が求められています。

 

手術室や集中治療室、検査室では、これまで通り使用が禁止され、電源を切る必要があるのは変わっていません。

 

医療従事者の順守事項

医療従事者に対しては次のような順守事項が挙げられています。

医療機器への影響が少ないPHSを導入することや、医療用の携帯電話には専用のストラップを装着すること、さらに医療従事者と利用者の双方が利用するエリアでは、原則として利用者ルールを順守すること、ナースステーションや医局などの、医療従事者のみの立ち入りが許されているエリアでは、携帯電話の使用を容認することなどです。

 

病室でも基本的には利用可能になり、食堂や待合室などでは通話やメール、ネット利用が全面的に容認されたことは、利用者にとってみれば大きな変化といえそうです。

 

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