看護師の勉強会…。忙しくても「心電図」や「疾患」について知りたい!という声が集まった!

「忙しい…」「休みたい…」でも「ちゃんと勉強はしたい!!」というのが看護師の本音。

日々進歩する医療の領域に携わっているからこそ、最新情報はキャッチアップしたいもの。

ナースの関心度が高い勉強会のテーマ、1位から5位を紹介します。

【ライター:白石弓夏(看護師)】

 

院内勉強会…。忙しくても「出席したい」と思うテーマは?

「院内勉強会…。忙しくても出席したいと思うテーマは?」アンケート結果を5位まで紹介するイラスト。1位は、「心電図の読み方」。2位は、「所属病棟等でよく見る疾患」。3位は、「人工呼吸器やモニター等のME機器の扱い方」。4位は、「病棟でよく使用する薬剤」。5位は「急変対応」。

看護roo!アンケート「院内勉強会…。忙しくても「出席したい」と思うテーマは?

 

 

1位 心電図の読み方

心電図の前で怯える看護師のイラスト

 

  • 循環器に3年いても難しい。(たまさん)
  • どの領域に行っても必要になる知識。(みにさん)
  • 何度聞いても苦手です(T . T)(ふみよさん)
  • 心電図はまだ不得意で解読するのが難しいので、あれば出席したい。(マヨさん)

 

心電図は数ある領域の中でも、特に「苦手!」「難しい!」という声が多いようです。

心電図を読み解くためには、解剖生理も含めた理解が必要となり、マスターするにはハードルが高いことも要因でしょう。

 

難しいから避けたいと思っても、病院で働いていれば、どの科でも使用するもの…。

特に重篤な患者さんほど、心電図から異変を察知することが大切になり、命に直結する分野です。

重要さと緊急度の高さから、しっかり自分のものにしたいと思う看護師が多いのではないでしょうか。

 

 

2位 (所属病棟等でよく看る)疾患

患者さんの心臓を虫メガネで覗き込む看護師のイラスト

 

  • 自分が専門にしている分野はしっかり身に付けたいです。(みっちゃんさん)

 

自分が勤務する病棟でよく遭遇する疾患には詳しくありたいもの。

独学では限界があるので、院内勉強会があるなら参加したいという要望が多いようです。

 

私が病棟にいた頃は、勉強会の内容は、病態だけでなく、検査や治療、その後のケアに関する実践的なものだと助かりました。

この分野では、「明日からすぐ使えるかどうか」もナースにとっては大きなポイントなのではないでしょうか。

 

 

3位 人工呼吸器やモニター等のME機器の扱い方

モニターのボタンの操作がわからず焦る看護師のイラスト。

 

  • 病院勤務の時はよく見て触って覚えました。(ねもちさん)
  • 機械は苦手だしどんどん新しくなるし難しい(ちじょなが・えす・りーなさん)

 

医療機器の操作が苦手…という看護師は多いようです。

なかでも使用頻度の高い輸液ポンプや、機種によって操作方法が異なる人工呼吸器は使い方を覚えるだけでも一苦労。

 

業務の最中に勉強するのは難しく、一度腰を据えて学ばなければ!と思える内容です。

新しい機器が入る度に勉強会があると、時間もそれなりにとられますが、看護師のニーズは高い分野ですね。

 

 

4位 病棟でよく使用する薬剤

薬剤の本を片手に、迷う看護師のイラスト

 

  • 教科書では学ばない、現場で使える知識を学びたい(抹茶さん)

 

薬剤については、新製品が導入されたり、ジェネリックに切り替わったりと変化が多い分野です。

効能や副作用だけでなく、組み合わせの禁忌や使用上の注意点など、勉強の範囲も自ずと広がります。

 

患者さんに質問されたときに、しっかり答えられるようになると、勉強会に参加した意義もあるというものです。

 

 

5位 急変対応

急変の患者さんを対応する看護師たちのイラスト

 

  • 常に勉強は必要(ダンボさん)

 

自分がその場でどう対応するのかによって、患者さんの予後が左右されてしまう急変時。

「いざという時」に慌てたくないというのが看護師の心情です。

 

ケアの根拠となるエビデンスの更新頻度が高く、ガイドラインの改訂も随時行われており、「常に勉強が必要!」と感じる分野です。

***

1位から5位まで全体的に得票数が多く、看護師の勤勉さには頭が下がる思いです。

なかには、「できればすべて参加したい!」「自費で外部の研修会に参加している」というコメントも。

 

一方で「休日に強制参加は困る」「手当がつかない」などのコメントもみられました。

常に勉強が必要な職種だからこそ、勉強会参加へのハードルが下がり、開催時間や手当などの問題が解決されることを願います。

【ライター:白石弓夏(看護師)】

【イラスト:オゼキイサム(HP)】

 

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