問題志向型システムとは･･･
問題志向型システム（もんだいしこうがたしすてむ）とは、患者の健康上の問題を明確に捉え、その問題解決を論理的に進めるという考え方のことである。またその考え方に基づいて行われる一連の作業や仕組みのこと。POS（Problem Oriented System）。
従来は医師や疾患を中心とした医療（DOS）が行われていたが、近年では患者の視点に立って患者の問題を解決しようとするPOSが広く認識されつつある。
問題志向型システムでは患者の情報を集め、それを客観的に評価する必要があり、それらのデータを明確かつ第三者が見ても理解可能なかたちで蓄積するために、問題志向型の診療録が記される。
医師の診療録としてPOMR（Problem Oriented Medical Record）、看護記録としてはPONR（Problem Oriented Nursing Record）と区別される。
