クリニカルラダーとは・・・
クリニカルラダー(くりにかるらだー)は、看護師の能力開発および評価の仕組みのことである。看護実践能力を段階的に表し、各段階での期待される能力を示し、到達度からその時点での段階を評価する。自らが到達している段階を確認しながら、次の課題を明らかにすることで、計画的な能力開発につなげることができる。さらに、教育担当者や管理者がスタッフの人材育成に活用することもできる。
2016年に看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)が公表され、あらゆる場のすべての看護師に共通する看護実践能力の標準的指標として、導入する施設が全国的に拡がっている。
看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)では、看護の核となる実践能力を「看護師が論理的な思考と正確な看護技術を基盤に、ケアの受け手のニーズに応じた看護を隣地で実践する能力」とし、4つの力と5つの習熟段階で構成している。