大腸内視鏡検査とは・・・
大腸内視鏡検査(だいちょうないしきょうけんさ、colonoscopy)とは、内視鏡※を肛門から挿入し、大腸を中心に消化管の内部を見る検査のことである。内視鏡観察下でがんの診断や止血処置など、さまざまなことができる。
※内視鏡とは先端にカメラの付いた管状の医療機器である(内視鏡検査の項参照)。
注意点
検査前に観察をしやすくするために、下剤を投与してから行う。また、検査中に消化管の動きを止めて、観察がしやすくなるように、抗コリン薬を使用することがある。その際、緑内障や前立腺肥大、心疾患の既往に注意が必要である。
なお、内視鏡で検査や治療を行う際は、検査前・中・後に起こり得る偶発症(特に出血と穿孔)に注意する必要がある。