最終更新日 2017/07/18

アルミ副子

アルミ副子とは・・・

アルミ副子(あるみふくし)とは、損傷箇所を固定する添え木であり、アルミの板にウレタンフォームを貼り合わせたものである。一般的に、アルフェンス®やアルミスプリント®と呼ばれるが、商品名である。

装着部分にスポンジ状の柔らかいウレタンフォームを使用しているため、不快感や痛みを軽減することができるという利点がある。

 

使用方法

アルミ副子を必要な部位の片面に添え、テープで固定する。強度が充分でない場合や固定した手指などが動いてしまう場合は、患部をアルミ副子で両側から挟みこむように固定する場合もある。
アルミ副子は、手指用や前腕用、下肢用と使用する部位によって異なる製品が用意されている。それぞれアルミの厚さや強度などが異なるので、手指に使用するときは手指用、下肢に使用するときは下肢用などと専用のものを使用する。

 

使用上の注意点

衛生面対策

アルミ副子の身体に添える面はウレタンフォームなど柔らかい素材でできているため、汗等を吸収しやすい。汚染時は破棄し、新たなアルミ副子で固定する必要がある。

 

テーピング圧

アルミ副子をテープで強く固定しすぎると、巻いた部分を過剰に圧迫するだけでなく、血流を悪くしてしまう恐れがある。手指の先や足指をこまめに観察し、ちょうど良い強さで巻いて固定する必要がある。

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