酸素テントとは・・・
酸素テント(さんそてんと)とは、高流量の酸素を流す酸素吸入のこと。長期にわたり酸素療法を行う場合に適している。
未熟児や乳幼児に使用する場合が多い。
※高流量
単位時間に移動する(流し込む)液体や気体の体積・質量を大きく(多く)すること。その逆は低流量という。
使用方法
テント内の酸素濃度を40~50%に保ち、炭酸ガス濃度を1%以下にする。そのために、最初の20~30分は酸素を15L/分流し込む。その後は10~12L/分とする。
酸素濃度測定器で連続的に測定するとよい。
注意点
・テントに漏れがないようにする。
・温度は20~22℃、湿度は60%ほどに保つ。
・患者の看護のためにテント内に入る時は、テント内酸素濃度が低下するので、酸素流量を15L/分にする。
・火災防止のため、電気器具やカイロなど火気の使用は禁止する。