最終更新日 2019/09/30

ウィリス動脈輪

ウィリス動脈輪とは・・・

ウィリス動脈輪(うぃりすどうみゃくりん、Willis arterial circle)とは、血液循環の調節機能を持つ、内動脈の一部である。内頸動脈系と椎骨動脈系は、後交通動脈によって脳底部でつながっており、左右の内径動脈系は前交通動脈によって連絡している。ウィリス動脈輪は、これら各動脈の輪状または六角形の動脈吻合に連なっている部分を指す。主幹動脈輪、大脳動脈輪とも呼ばれる。
発見者である、イギリスの臨床医学者トーマス・ウィリスの名前に由来している。

 

主な働き

脳の様々な場所へ血液を均等に分配する機能を担う。仮に動脈が一本閉塞したとしても、他の血管から脳内に血液が流れるように作用する。

 

関連する病気

モヤモヤ病(ウィリス動脈輪閉塞症)

 

引用参考文献
1)黒田敏ほか監.脳動脈系.病気がみえる vol.7 脳・神経.メディックメディア,2015,55.(ISBN9784896323580)

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