フォーカスとは・・・
フォーカス(ふぉーかす)とは、看護記録方式のひとつで、患者の経過記録を系統的に記述する記録方式である。正式名称は、フォーカスチャーティング。英表記で、FOCUSと記されることもある。
具体的には、次の点にフォーカス(焦点)を当て、経過を記録していく。
・患者の心配事や関心事
・患者の行動
・患者の状態の変化
・重要な出来事(トピックス)
フォーマットへの記入項目
・日時
・フォーカスコラム(欄)
・患者のデータ(主観的、客観的情報)
・実行(看護介入・看護実践の内容)
・反応(実行に対する患者の反応、評価)
看護記録方式のSOAPと比較されることが多いが、SOAPは、問題に焦点を当てるのに対し、フォーカスは出来事に焦点を当てるところに違いがある。
メリット
・系統的に記録することにより、経過記録の書き方に統一性が生まれる。
・時系列で記録するため、重要なトピックス等をすばやく的確に把握できる。