抗がん剤治療レジメンとは・・・
抗がん剤治療レジメン(こうがんざいちりょうれじめん)とは、がん治療において、投与する薬剤の種類や量・投与速度・期間・投与順などを時系列で示した計画書である。
類似のものにプロトコールがあるが、プロトコールの本来の意味は治験(臨床試験)実施計画書である。ただ、医療の現場では治療の総意を記したものをプロトコールと呼び、臨床の場で使われる具体的な治療計画書はレジメンと呼ぶケースが一般的である。プロトコールとレジメンを同じ「治療計画」だという認識で使うことも多い。
治療の内容や手順が事細かに記載されているレジメンは、がん治療において不可欠なものである。
抗がん剤治療レジメンには様々な種類があり、疾患に応じて異なる薬を組み合わせている。それぞれの療法は使用する薬の頭文字をとって呼ばれる(FOLFOXやFOLFIRI、FPなど)。