皮内注射の実施方法 | 注射【4】

 

【監修】

札幌保健医療大学保健医療学部看護学科

教授 小島 悦子

 

北海道科学大学保健医療学部看護学科

准教授 久賀 久美子

 

「皮内注射」必要物品

(1)手袋 (感染予防のために使用) (2)指示箋 (6Rを確認するために必要) (3)注射針 (26~27Gを用いる) ※皮下注射では23Gを用いるのが一般的 (4)トレイ (5)薬液 (指示に合わせて準備) (6)注射器 (シリンジ:一般的には1mLのシリンジを使用することが多い) (7)アルコール綿  (8)膿盆 (9)針捨容器 (使用済みの針やシリンジ等の感染性廃棄物をすみやかに捨てるために使用)

(1)手袋 (感染予防のために使用)

(2)指示箋 (6Rを確認するために必要)

(3)注射針 (26~27Gを用いる) ※皮下注射では23Gを用いるのが一般的

(4)トレイ

(5)薬液 (指示に合わせて準備)

(6)注射器 (シリンジ:一般的には1mLのシリンジを使用することが多い)

(7)アルコール綿 

(8)膿盆

(9)針捨容器 (使用済みの針やシリンジ等の感染性廃棄物をすみやかに捨てるために使用)

 

「皮内注射」実施手順

(1)患者さんに説明する

患者さんに皮内注射の目的や手順を説明し、皮内注射する患者さんに間違いがないか確認をする

 

(2)刺入部位を決定する

患者さんを注射しやすい体位にし、衣服をめくり、前腕を露出させる

■ポイント:刺入部位の選定■

【1】皮膚がやわらかく、血管や神経が少ない部分

【2】体毛が少ない部分

【3】炎症などが起きていない部分

 

(3)刺入部位を消毒する

刺入する部位が決定したら、手袋を装着し、刺入部位を中心に、外側に向かって円を描くようにアルコール綿で皮膚を消毒し、乾燥するまで待つ

 

(4)皮膚を伸展させながら、刺入する

注射器を持っていない方の手で皮膚を伸展させながら、注射針を皮膚面に対しほぼ平行に、すくい上げるように刺入する

⇒注射針のカット面が全て隠れるまで針を進める

 

(5)薬液を注入する

針先が動かないように固定しながら、皮膚を伸展させていた手を静かに離し、薬液をゆっくり注入する

■ポイント■

皮内に正しく薬液が入っている場合は、軽い抵抗といっしょに白い豆ができることを確認する

 

(6)抜針し、後片付けをする

注入が終わったら抜針し、注射針と注射器はそのまま医療廃棄物容器に廃棄する

■ポイント■

皮膚反応をみるため、絆創膏を貼ったり、マッサージしないように伝える

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