カテーテルの種類 | 中心静脈カテーテル(中心静脈栄養法)【2】
【監修】
東京労災病院 看護部
ルーメンの使い分けかた
中心静脈カテーテルは、投与される薬剤の数により、内腔が1つのシングルルーメン、内腔が2つのダブルルーメン、そして内腔が3つのトリプルルーメンを使い分けます。無菌的な操作が必要になりますので、挿入時に使用する物品と共にキット化されているのが一般的です。
【ポイント】
内腔の数が少なければ少ないほど感染の危険性が低くなる
⇒必要最小限の内腔数のカテーテルを選択するようにしましょう
ダブルルーメンやトリプルルーメンの内腔の断面積は均一ではないので、太いルートをメインルートにします。
その他、粘度の高い薬剤や、脂肪乳剤などを点滴する場合も、太いルートから流すと、スムーズな輸液を行うことができます。