長座位→端座位 | 体位変換【7】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
体位変換「長座位から端座位」:実施手順
(1)脚を降ろす側の手を、腰の横に置き、もう一方の手を、体の前に置く
■ポイント■
体位変換中に、腕が身体に巻き込まれないようにする
(2)自分の脚を左右に開き、患者さんの頭の方のひざを曲げ、ベッドフレームに当てる
(3)患者さんの首から肩甲骨のあたりまで支え、膝の裏に腕を入れる
(4)上半身と太ももを近づけるようにし、お尻の支持基底面を小さくする
(5)上半身をやや後ろに倒し、坐骨を支点にブイの字にして、回転しやすくする
(6)膝を手前に引き寄せて回転させる
■ポイント■
患者さんの回転に合わせ、自分の重心を移動する
(7)脚をベッドの端におろし、床に足裏をつけ、滑り落ちないよう深く腰掛けて、体を安定させる
(8)両手のひらをベッドにつけ、上半身を安定させる
(9)必要に応じ、クッションを背中に置いて、背中を支える
■ポイント■
血圧の急激な降下に注意し、顔色や表情などを観察しながら体位変換をおこなう