酸素ボンベによる酸素投与 | 酸素吸入療法【6】

【監修】

京都中部総合医療センター 看護部

 

 

酸素ボンベによる酸素投与における必要物品

・酸素ボンベ

・酸素ボンベ用架台

・圧力計(残量計)付流量計

・加湿器

・スパナ (※ボンベ交換時に使用することがある)

 

酸素ボンベ使用時の注意点

・酸素ボンベを扱う場合、バルブの方向に人がいないことを必ず確認する

・流量計の接続が不十分な場合、酸素が勢いよく吹き出すこともあるため、注意する

ポイント バルブの方向に人がいないことを確認

 

酸素ボンベの準備方法

(1)酸素ボンベに流量計をまっすぐに取り付け、リングを回して締めて固定する

 

(2)バルブを開ける前にもバルブ方向に人がいないことを再度確認する

 

(3 )バルブを開け、圧力計や残量計の目盛りを確認する

 

■ポイント■

移動中や検査待ちの間に酸素不足にならないように、必ず使用可能時間が30分以上残っているボンベを使用する

ポイント 使用可能時間が最低30分以上であることを確認

 

 

■酸素ボンベ交換の目安■

圧力計の数値が5Mpa以下を目安にする

 

■ポイント■

中央配管がある場所ではすぐに酸素チューブを付け替えるなど、ボンベの酸素をできるだけ温存するように運用する

 

酸素ボンベ:使用後の取り扱い方法

(1)酸素ボンベのバルブを閉める

 

■ポイント■
圧力計などがゼロになっていることを必ず確認する

【根拠】圧力がかかったままだと、酸素が噴き出したり、場合によっては流量計そのものが飛ばされる可能性もあり、大変危険

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