吸入療法の実施方法 | 薬液吸入【4】
【監修】
京都中部総合医療センター 看護部
吸入療法の実施
(1)患者さんに目的と実施内容、方法、所要時間について説明する
(2)呼吸しやすいように座位やファウラー位をとってもらう
(3)患者さんに、マウスピースをくわえてもらう
(4)風量や噴霧量などを調整し、吸入を開始
■ポイント■
必ず患者さんの頭部より低い位置にネブライザー本体を設置する
⇒高い位置にあると、ホースにたまった生理食塩水や薬液が、液体になって患者さんの口のなかに流れ込んでしまう危険性あり
吸入療法:実施中の注意点
●吸入中は患者さんの身近にティッシュペーパーなどを置いておくようにする
●吸入中は気管を直接刺激するため、何か異変などがあれば、ナースコールで呼んでもらうよう、患者さんに注意を促しておく