浣腸の実施方法 | グリセリン浣腸【2】
【監修】
札幌保健医療大学保健医療学部看護学科
教授 小島 悦子
北海道科学大学保健医療学部看護学科
准教授 久賀 久美子
「グリセリン浣腸」の実施
(1)手袋を装着し、使用済みの物品を入れるためのビニール袋を臀部の近くに準備する
(2)利き手と反対の手で肛門を開き、患者さんに口でゆっくり呼吸をしてもらいながら、利き手でチューブを挿入する
■ポイント■
患者さんが息を吐いている時にチューブを挿入すると、腹圧がかからずにスムーズに挿入できる
(3)浣腸液60mLに対し15秒程度かけてゆっくり注入する
(4)浣腸液の注入が終わったら、トイレットペーパー等で軽く肛門部を押さえながらチューブをゆっくり抜く
(5)使用した物品は全てビニール袋に入れて廃棄する
(6)排便後は必要に応じて洗浄等を行い、寝衣や寝具を整える