グリセリン浣腸の準備 | グリセリン浣腸【1】
【監修】
札幌保健医療大学保健医療学部看護学科
教授 小島 悦子
北海道科学大学保健医療学部看護学科
准教授 久賀 久美子
「グリセリン浣腸」の必要物品
- (1)50%グリセリン浣腸器
(2)潤滑剤
(3)不織布
(4)ピッチャー
(5)トイレットペーパー
(6)処置用シーツ
(7)手袋
「グリセリン浣腸」の手技手順 ※準備まで
(1)グリセリン浣腸液を、事前に40℃程度に温めておく
■ポイント:40度程度に温めておくのはなぜ?■
40度程度が腸粘膜を損傷しない温度
(2)浣腸器のチューブの先端5cm程度まで潤滑剤をつける
(3)掛物をかけたまま、患者さんに膝に立ててもらい、腰を少し浮かせててもらいながら、臀部の下に処置用シーツを敷く。寝衣や下着を下ろし、左側臥位になってもらう
■ポイント: 患者さんに左側臥位になってもらうのはなぜ?■
左側臥位になることで、S状結腸の走行に沿って浣腸液を注入できる