ガウンの付け方と外し方 | ガウンテクニック【3】
札幌保健医療大学保健医療学部看護学科
教授 小島 悦子
北海道科学大学保健医療学部看護学科
准教授 久賀 久美子
「プラスチックガウン」「マスク」「ゴーグル」「手袋」のつけ方
(1)手指衛生を行ったら、箱からガウンを取り出し、輪の部分を持ち、頭を通す
■ポイント■
エプロンが床につかないように広げる
(2)ガウンの表面に触れないように片方づつ腕を通す
(3)腰ひもを結ぶ
(4)マスクを箱から取り出し、鼻あて部を小鼻ににフィットさせ、鼻・口・顎を覆うようにプリーツを伸ばし、マスクを装着する
(5)ゴーグルを装着する
■ポイント■
ゴーグルは、感染の危険がある物質の飛散から目の粘膜を保護するために装着する
(6)手袋は片方ずつ箱から取り出し、手首の部分を持って袖口までしっかり引きあげて装着する
「プラスチックガウン」「マスク」「ゴーグル」「手袋」のはずし方
(1)片方の手袋の袖口をつかみ、裏返すようにして手袋をはずし、手袋をはめている手ではずした手袋を握る。手袋を外した手を手袋の袖口に入れ、裏返すようにしてはずし、廃棄する
■ポイント■
手袋の表面は汚染されているため、手につかないように注意しながら、裏返すようにはずす
(2)手指衛生をおこなう
■ポイント■
手袋は、目に見えない穴があいていることがあるため、必ず手指衛生をおこなう
(3)ゴーグルの耳の部分をつかみはずす
(4)ゴーグルをはずした後は、手指衛生を行う
(5)ガウンの首と腰のミシン目を引き、ひもを解く
(6)片方の手をガウンの袖口の中に入れ、入れた方の手でもう一方の袖口を開き、手を抜く。抜いた方の手でガウンの内側の袖を持ち、反対の手も抜く
(7)汚染されたガウンの表面が内側になるように丸め込み、廃棄する
(7)マスクの外側は汚染されている可能性があるため触れないように注意しながら、マスクのゴムの部分をつまみながらはずして廃棄する
(9)マスクをはずしたら、手指衛生をおこなう