NPPV装着患者さんへの皮膚トラブル予防 | 人工呼吸ケア【8】

【監修】

中島恵美子 (杏林大学保健学部看護学科看護学専攻  教授)

 

【執筆】

伊藤有美 (杏林大学保健学部看護学科看護学専攻  講師)

 

※編集部註※

動画内の記載に一部誤りがございます。恐れ入りますが、下記を読み替えてご覧ください。

誤:腹部~腹部の形態
正:胸部~腹部の形態

 

「NPPV装着患者の皮膚トラブル予防」の目的

●マスクを定期的に外すことで除圧でき、褥瘡予防につながる

 

「NPPV装着患者の皮膚トラブル予防」における必要物品

タオル 皮膚保護剤

  • タオル
  • 皮膚保護剤

 

「NPPV装着患者の皮膚トラブル予防法」ポイント

●1日1回(もしくは汚れた時)を目安に、皮膚とマスクを清潔にする

 

●皮膚の観察も同時に行う

 

●粘着性が弱く、刺激が少ないタイプを使用する

 

●マスクはきつく締めすぎないように調整する

 

●リーク防止をマスク側では調整しない

※リークについては「NPPVの導入・管理方法」を参照

 

●NPPV装着中の患者さんは、せん妄を発症するケースがあるため、注意が必要。せん妄防止のため、全身状態の観察・精神的ケアが必須になる

 

【出演】
市川砂織(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻 助教)
田地奏恵(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻 助教)
森下純子(杏林大学保健学部看護学科看護学専攻 非常勤講師)

【引用・参考文献】

(1)濱本実也編、長谷川隆一監修:誰でもわかるNPPV 非侵襲的陽圧換気.東京、照林社、2015.
(2)日本呼吸器学会 NPPVガイドライン作成委員会:NPPV(非侵襲的陽圧換気療法)ガイドライン 改訂第2版.東京、南江堂、2015.
(3)高橋美希:NPPV患者の褥創予防.呼吸器ケア、Vol.12、No.9、p.98~102,2014.

 

【撮影協力】

アコム医科工業株式会社

フィリップス レスピロニクス合同会社

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