子宮収縮状態の観察 | 産褥復古の観察【3】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
産褥復古観察:子宮収縮観察
(1)褥婦に仰臥位になってもらう
⇒ひざを立ててもらうと、腹壁が弛緩し、子宮体部の触診がおこないやすくなる
(2)腹帯を拡げ、腹部を露出する
⇒この時、プライバシーには配慮する
(3)褥婦の左側から観察する場合、片方の手の手指を揃え、少し湾曲させ、小指側を子宮底部に置き、静かに触診する
⇒子宮底の位置や高さ・形・収縮状態を観察する
⇒この時、強く押して子宮を押し下げないように注意する
■ポイント■
帝王切開の場合、傷に触れないよう、下から手指で子宮底を探るようにする