胸腹部と下肢の観察 | 新生児の観察【9】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
※編集部註※
動画内の記載に一部誤りがございます。恐れ入りますが、下記を読み替えてご覧ください。
誤:腹部~腹部の形態 正:胸部~腹部の形態
新生児の胸腹部~下肢の観察
(1)おむつを開けて、腹部と下肢全体が見えるようにする
(2)おもに胸部から腹部にかけての形態や呼吸運動、臍および臍周囲の視診をおこなう
新生児の胸腹部の観察
(1)視診によって腹部に膨満が無いかどうか、へそ周囲の状態や落屑、新生児湿疹などの有無、皮膚の状態などを観察する
(2)腹部の触診をおこなう
■ポイント■
新生児の腹筋はまだ柔らかく、強く押してしまうと内臓を損傷する恐れがあるため、やさしく触診を行うようにする
新生児の下肢の観察
(1)下肢の視診と触診をおこなう
⇒新生児湿疹などの有無はよく観察する
(2)触診では冷感の有無を確認しましょう。
(3)鼠径部から外陰部にかけておむつかぶれなどの有無を確認するために、両足を優しく持ち上げる
■ポイント■
まだ腹筋が柔らかいため、内臓の損傷には注意する
(4)おむつかぶれ、発赤、発疹などの有無の確認をおこなう