挿入介助 | 中心静脈カテーテル(中心静脈栄養法)【5】

【監修】

東京労災病院 看護部


※動画内に一部誤りがありましたので、2020年12月24日、動画を非公開とさせていただきました。訂正してお詫び申し上げます。

 

中心静脈カテーテル挿入は無菌的操作で実施

中心静脈カテーテル挿入の際は、感染予防のため無菌的操作で実施する必要があります。

医師をはじめ看護師も手袋、エプロン、マスク、キャップなどを身に着けて、感染予防に努めるようにします。

 

穿刺部位の消毒手順

穿刺部位の消毒は、「広範囲に」かつ「内側から外側に向けて」消毒します。

このとき、患者さんには顔を穿刺部と逆の方向へ軽く倒してもらうように促すとよいでしょう。

 

ポイント 消毒は、中心から外側に向けて行う

 

中心静脈カテーテルの介助の手順

(1)【医師】穴あきドレープをかける

 

(2)【看護師】中心静脈カテーテルキットを開封して医師に清潔に取り出してもらう

 

(3)【看護師】滅菌ガーゼを開封して医師に渡す

 

(4)【看護師】生理食塩液を開封し、薬杯に注ぐ

⇒この際、薬杯に触れないように清潔を保つことがポイント。

 

(5)【医師】穿刺針に生理食塩液を吸い上げる

 

(6)【看護師】医師が局所麻酔を実施する前に、麻酔薬のアンプルをカットし、医師が吸い上げやすいように斜めに傾ける

 

(7)【看護師】カテラン針を清潔に医師に渡す

 

(8)【医師】医師は注射針とカテラン針を取り換える

 

※これ以降の流れは、医師が実施する

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