輸液製剤の取り扱い | 中心静脈カテーテル(中心静脈栄養法)【3】
【監修】
東京労災病院 看護部
輸液製剤とは?
輸液製剤は、中心静脈栄養法で使用するものです。
多くの輸液製剤は薬剤変化を防ぐために、複数の種類の輸液が隔壁によって分けられています。
使用する際は、この隔壁を開通して輸液を混合し、カテーテルを介して注入します。
輸液製剤の開封手順
(1)カバーやストッパーを取り外します。
(2)いちばん大きな袋の部分を絞り込むように押します。すると、それぞれの小部屋同士を隔てていた隔壁がはがれて開通します。
(3)開通したら、バッグ全体を振って、中身をよく混ぜ合わせます。
(4)最後にセーフゲートを開通させます。
■ポイント■
ビタミンを含む輸液製剤の場合は、光によるビタミンの分解を防ぐためにも遮光袋をかぶせます
※隔壁開通後はすみやかに使用します。