閉鎖式三方活栓の側管注 | 点滴静脈注射の混注方法【2】
【監修】
京都中部総合医療センター 看護部
「閉鎖式三方活栓の側管注」の実施手順
(1)薬剤投与の目的と方法を患者さん本人に説明する
(2)三方活栓の接続部をアルコール綿で消毒する
(3)準備した薬液が入った注射器を接続する
(4)三方活栓のつまみを患者と注射器が交通するように回転(交通)させる
■ポイント■
三方活栓はL型とR型がある
L型:メインと側管のどちらか一方のみから輸液するタイプ
R型:メインと側管のどちらか一方、もしくは両方から輸液できるタイプ
(5)注射器のエア抜きをおこなう
(6)ゆっくりと薬液を注入する
⇒疼痛の原因になるため、急いで注入しないようにする
(7)薬液を注入したら、三方活栓のツマミを元のように回転してもどし、メインの輸液を再開する
(8)注射器をはずし、接続部に付着している薬液を拭き取る
⇒薬液が残っていると雑菌が繁殖する可能性がある