肩の屈曲(他動) | 関節可動域訓練【10】
【監修】
祐生会みどりヶ丘病院 整形外科
医師 成田 渉
京都中部総合医療センター 看護部
関節可動域訓練~肩の屈曲(他動)~
(1)患者さんに仰臥位になってもらう
(2)腕をまっすぐにのばし、ベッドの上に置く
(3)看護師は患者さんの肩関節と前腕を下から支えるように保持する
(4)そのまま腕を患者さんの頭上までまっすぐに上げる
(5)ゆっくりと元にもどす
(6)この動きをくりかえす
■ポイント■
麻痺がある患者さんの場合などは、脱臼しやすくなっている
⇒肩関節を支えながら腕を上げるようにする
■ポイント■
腕を上げる際に、ねじれて外側に向いてしまうと肩関節にねじれ脱臼を起こす可能性あり
⇒安全のためにも、腕をまっすぐに持ち上げるように動かすことを徹底する