四点杖を使用する歩行介助 | 歩行介助【4】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
「四点支持杖」の適応
・自立して立位保持が可能
・補助具の使用により、歩行運動能力を維持できること
「四点支持杖」の特徴
・杖先の支持基底面が大きく、杖自体が安定した状態で立つことができる
・屋外での使用は、路面状況などの確認が必要となる
「四点支持杖」の長さ調節
(1)患者さんが立った状態で、足の外側に杖を置く
(2)杖を握ったとき、肘が30度ほど軽く曲がる程度に長さを調節する
「四点支持杖」の保持
(1)安定した立位が保たれるか確認する
(2)杖の脚が広がった方を体側にし、安定している健脚側の手で杖を握る
「四点支持杖」の歩行介助~平地での杖歩行~
(1)杖を前に出し、つづいて患脚、最後に健脚を前に出す
(2)この繰り返しで「杖→患脚→健脚」という順で前に進む
■ポイント■
看護師が介助する場合は、不安定になる患側に立ち、すぐに支えられるようにする