息こらえ訓練 | 摂食・嚥下訓練【11】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
「息こらえ訓練」の目的
・息こらえによる声門閉鎖で、気管に食物が入りにくくする
・嚥下後の呼気により、気道上の食物を吹き飛ばし、誤嚥を防止する
「舌の他動運動」の実施手順
(1)患者さんに、息こらえ訓練の目的と方法を伝え、同意を得る
(2)患者さんに楽な座位の姿勢をとってもらう
(3)鼻から息を吸い、しっかりと息を止める
(4)息を止めたまま、唾液を飲み込み、空嚥下をし、口から「ハー」と息を吐く
■ポイント■
空嚥下の直後に息を吸ってしまうと、気管に入り込んだ食べ物を誤嚥する可能性があるので、嚥下直後に息を吐くように意識する