プッシング・プリング訓練 | 摂食・嚥下訓練【10】
【監修】
筑波大学附属病院 看護部
小山記念病院 看護部
「息こらえ訓練」の目的
・押し上げ・持ち上げ運動による、反射的な息のこらえを利用し、声門の閉鎖運動を強化する
「プッシング・プリング」の実施手順
(1)手で壁を押しながら、力を入れ、「アー」と強く声を出す
■ポイント■
このとき、壁を押して力を入れることがとても重要
(2)壁や机に手がつけないときは、背中を伸ばして椅子に座り、肘かけや、座面を押しながら、「アー」と強く声を出す
■ポイント■
それぞれ、5回から10回を1セットとし、患者さんに合わせて、1日の回数を調整する