口唇の運動(他動) | 摂食・嚥下訓練【2】

【監修】

筑波大学附属病院 看護部

小山記念病院 看護部

 

「摂食・嚥下間接訓練」の目的

・食物を用いずに咀嚼・嚥下運動に関わる器官へ運動や刺激を加えること
・機能改善、運動獲得を目指すこと

 

「口唇運動」の目的

・口唇周囲の筋力を高めること
・食物摂取時の口腔内に保持すること
・送り込み時の口腔内圧を高めること

 

「口唇の他動運動」の実施手順

■ポイント■
他動運動では患者さんの運動をお手伝いするので、看護師は、必ず手洗いをして手袋をつける

(1)他動運動は必ず患者さんにその目的と方法を説明するようにする

(2)親指と人差し指を使い、患者さんの下くちびるをつまみ、前へ引っ張り、横へ伸ばす。この動きを繰り返す

(3)親指と人差し指を使い、患者さんの上くちびるをつまみ、前へ引っ張り、横へ伸ばす。この動きを繰り返す

■ポイント■

5回から10回を1セットとし、患者さんに合わせて、1日の回数を調整する

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