血圧測定(聴診法) | バイタルサイン【7】
【監修】
京都中部総合医療センター 看護部
※編集部註※
動画内に一部誤りがございます。恐れ入りますが、下記を読み替えてご覧ください。
誤:コルトコフ音
正:コロトコフ音
バイタルサイン「血圧測定(触診法)」実施手順
■ポイント■
高血圧や動脈硬化が疑われる患者さんの場合、「聴診法」と「触診法」を併用することで、正確な収縮期血圧を計ることができる
(1)上腕を露出させ、上腕動脈の位置を走行を触診で確認する
(2)ゴム嚢の中央を上腕動脈に当てて、マンシェットの下縁が肘窩の2cm~3cm程度上になるように巻く
■ポイント■
マンシェットは指が2本程度入るくらいの強さで巻く
(3)聴診器のチェストピースを上腕動脈の拍動が得られる部位に当てる
(4)平常時の収縮期血圧より20mmHg程度高い値まで加圧する
(5)徐々に空気を抜きながら、毎秒2~3mmHg程度で、ゆっくりと圧を下げる
(6)拍動を触れはじめたときの目盛を読み、記録する
■ポイント■
・コロトコフ音が聞こえた時の目盛を収縮期血圧として読み取る
・さらにコロトコフ音が消えた点の目盛を、拡張期血圧として読み取る
(7)計測が終了したら、空気を抜いてマンシェットをはずす