腋窩検温法 | バイタルサイン【4】
【監修】
京都中部総合医療センター 看護部
バイタルサイン「腋窩検温法」の実施手順
(1)患者さんの氏名を確認する
(2)検査の目的や方法を説明し、同意を得る
■ポイント■
体温を測る場合、室温は25度を目安に調整をおこなう
■ポイント■
・食事や運動、入浴の後は体温が上がりやすいので、直後の場合は30分以上安静にしてもらう
・口腔での検温を行う場合は特に、飲料水や食べ物の摂取直後でないことを確認する
⇒口腔内の温度が、飲食物の摂取の影響を受けやすいため
(3)安静でリラックスできる体位になってもらい、腋窩の発汗が無いことを確認して体温計を挿入する
(4)体温計を挿入する際は、腋窩動脈に当たるように、腋窩の深部に体軸に対して30度~45度ほどの角度で挿入する
■ポイント■
計測中は、患者さんに脇を閉めてもらうように伝える
(5)電子音が鳴ったら、体温計を外して、数値を読み、体温計を消毒液で拭き、ケースに収納する