ドラマ『にじいろカルテ』北村匠海インタビュー|超絶優秀だけどすぐキレる看護師役に!

 

山奥にある“虹ノ村”の診療所で働くおかしな3人の医療者が、おかしな村人たちと織りなす医療ドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)が2021年1月21日スタートします!

 

同作は、朝ドラ『ひよっこ』をはじめ、数々の名作を手掛ける脚本家・岡田惠和さんのオリジナル作品。笑いあり、涙ありの心あったまるヒューマンドラマで、キャラが大渋滞の医療コメディなんだとか。

 

そんな医療ドラマで、超絶優秀だけどキレやすい看護師・蒼山太陽を演じる北村匠海さんに、役に対する思いやドラマの魅力を聞きました!

 

 

看護師ってカッコいいなって

 

―北村さんにとって初めての医療ドラマ。演じてみてどうですか?

 

医療者の役は挑戦してみたい職業だったので嬉しかったです。

実際に演じてみて看護師ってカッコいいなって思いました。

 

僕自身、人のサポートをするのが好きなのもあって、周りのニーズを考えて動いていく感じがいいなって。

 

また、俯瞰して見て周りのフォローに入らなきゃいけないし、目の前の処置やケアもしなきゃいけない。同時進行でいろいろやる感じがすごいな、と。

 

看護師さんの見方が変わりましたね。

振りまく笑顔も忙しい中で…と考えると…、本当にすごいと思います。

 

―太陽は、どんな役ですか?

 

太陽は看護師としては優秀で、自分の仕事にプライドを持っているタイプ。でも、どっかコンプレックスがあって、人間くさいキャラクターですね。

 

そして、ブチ切れる役です。笑

 

沸点が低く、すぐキレるんです。でも、上がりきったらすぐ冷静に戻る。かなり感情の起伏が激しいです。

 

特に、朔先生(井浦新さん演じる自由奔放な外科医)には、永久にむかついています。笑

 

 

―男性看護師役ですよね。

 

僕としては、特に違和感はないです。

 

ただ、ドラマの中で太陽がコンプレックスを吐き出すシーンがあって。いろいろあって。。。

 

そうか、コンプレックスを抱えている人はいるのかもしれないな、と。

 

なら、僕が太陽を演じることで、男性看護師が当たり前と思ってもらえたら、職業における性別の垣根をちょっと越えられるかもしれないと楽しみにしています。

 

 

手が何本あっても足りない!!!

 

―印象に残っているシーンを教えてください。

 

人を救護するシーンですね。僕にとって初めての医療的なシーンだったので。

 

その撮影のときは、瞬発力が必要だし、気を利かせないといけないし、患者さんを尊重しなくちゃいけないし、「手が何本あっても足りない!!!」と叫びそうになりました。

 

ふだんの診療所のシーンでも、朔先生と真空先生(高畑充希さん演じるワケあり内科医)の間を行ったり来たり大忙しです。患者さんの服を脱がせるのを手伝ったり、カルテを出したり、処方箋を見ながら薬の準備をしたり…。やることがいっぱい。

 

カメラからフレームアウトした状態でも動き続けているんですが、想像していたよりかなり忙しかったです。

 

 

みんな何か欠けていて、集まると一個の地球みたい

 

-どんなドラマになりそうですか?

 

誰もが一人で生きているんじゃなくて、助け合って生きている。

 

医療者も村人もみんな何かが欠けていて、でも、集まると一個の地球みたいにちゃんと丸になる。それが、“虹ノ村”かな、と。

 

そういうあったかいメッセージが詰まったヒューマンドラマ的な要素が強い作品ですね。

 

ただ、演出はかなりアグレッシブで、キャラが大渋滞していて、てんやわんや(笑)。

そこが愛らしい作品でもあります。

 

-高畑充希さん、井浦新さんと共演した印象は?

 

充希さんも新さんもめちゃくちゃ素敵で、作品にぴったりなあったかい方々です。

 

3人のシーンは、アドリブも多いし、長いシーンだと7分くらいの長回しもあって、舞台くらいの勢いでやってます。

 

3人で助け合いながらやっているので、それがそのまま映像になっていると思います。

 

人間として演技を越えて生かされているような不思議な感覚がする現場で、それがすごく楽しくて。リアルと芝居の垣根を日々模索しています。

 

 

「医療者に感謝している人が日本中にたくさんいる」

 

-がんばっている看護師さんたちにメッセージをお願いします。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で想像もしていない事態になりましたが、看護師のみなさんをはじめ、医療に携わる方たちが力を尽くしてくださっていると感じています。

 

発信できる立場だから、声を大にして言いたいです。

すごく感謝してます!!!

 

大変だと思いますが、感謝している人が日本中にたくさんいることを改めて感じていただけたらなと思います。

 

僕も、医療ドラマにかかわらせてもらっているので、エンターテインメントで支えていけたらと思っています。

 

『にじいろカルテ』は、ほっこりできる部分もあれば、医療ドラマとしての面白さを感じていただける部分もあるドラマです。

 

太陽は、なかなか起伏の激しい役ですが、おもしろおかしく見ていただけたら。

 

 

撮影/佐野円香(@madoka_sa

文・編集/看護roo!編集部 坂本朝子(@st_kangoroo

 

 

テレビ朝日系木曜ドラマ『にじいろカルテ』

2021年1月21日スタート 毎週木曜21時から放送

©テレビ朝日

 

北村匠海(きたむら・たくみ)

1997年11月3日生まれ、東京都出身。俳優・アーティスト。

数々のドラマや映画に出演し、2017年には映画『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。近年は、ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』、映画『とんかつDJアゲ太郎』などに出演。

また、2011年にダンスロックバンド「DISH//」を結成。リーダーで、メインボーカルとギターを担当。「猫」がストリーミング総再生回数(オリジナルバージョンと一発取りバージョンの合算)1億回突破したことが話題に。

 

 

SNSシェア

コメント

0/100

掲示板でいま話題

他の話題を見る

アンケート受付中

他の本音アンケートを見る

今日の看護クイズ

本日の問題

◆看護技術の問題◆痛みを評価するスケールではないものはどれでしょうか?

  1. 数値評価スケール:NRS(Numerical Rating Scale)
  2. 聴覚的評価スケール:HAS(Hearing Analog Scale)
  3. カテゴリースケール:VRS(Verbal Rating Scale)
  4. フェイススケール:FPS(Faces Pain Scale)

9717人が挑戦!

解答してポイントをGET

ナースの給料明細

8972人の年収・手当公開中!

給料明細を検索